MacBookAir初期型 熱暴走問題 CPU、チップセット周りの冷却見直し



多々問題はあるものの、MacBookAirを使い始めてもう少しで1年でしょうか?

MacBook Air ZIF 1.8インチHDDを SSD PF18Z64GSSDZIFへ交換
http://passedtime.blog12.fc2.com/blog-entry-1268.html


読み出し、書き込みの非常に遅い ZIF 1.8インチHDDはSSDへ、


MacBook Air 外部バッテリー Slim60をMagSafe対応に改造する
http://passedtime.blog12.fc2.com/blog-entry-1269.html


持ちの悪いバッテリーには追加バッテリーで対処、


MacBookAir の冷却強化とか、利便性アップ的な・・・
http://passedtime.blog12.fc2.com/blog-entry-1310.html


底面熱すぎ、ファン回りすぎ・・・には冷却台を用意。

そんな感じでいろいろと対策を行いましたが、どうもなんというのか・・・、
MacBookAirに移行する前に使っていたThinkPad X60sと比較すると非常にもっさりしているのです。

そもそもOSが違うので比較できない…ともったけど、
BootCampでXP起動するとやっぱりもっさりしてる、
値段高いから認めたくないけどやっぱりこいつはダメな子ですわ(汗

自分は持ち歩けるKeynote用マシンが欲しかったので、
まぁスペック的なところは目をつぶっていましたが、最近時間ができたので、
本当にどうしようもないのか検証してみることにしました。







とりあえず考えたのはMacBookAir初期型は本当に遅いのか?という話。
スペックを考えるとそうX60sと体感速度差はないと思うのですが、なぜ遅いのか?

ホントに遅いのか?錯覚ではないか?と思いましたが、
HDDが遅いから遅いのはある意味当たり前です、でもそれを除けて考えても遅い気がする。


そこで遅いのは何時か?と考えてみる、
  一度負荷が掛かりだすとそのままずっと遅いような気がする。


MacBook Airがオーバーヒート状態になると自分でコアを一つ停止し、
シングルコア状態になって動作するため遅い・・・
ということは聞いたことがある。

この症状はアクティビティモニタ確認可能で、
シングルコア状態でプロセスを見ると「kernel_task」の使用率が高くなっているのが特徴

ウチのはその症状ではない、そんでもってこのトラブルはアップデートで解消可能?なので、
パッチもファームも最新版のウチのMacBookAirは起きないはず。

でもこの症状どうみても熱暴走臭いので、ソフトウェア的なものではなく、
ハードウェア的に問題があるのでは?と思い、別の方法を考えてみます。

そこで思い当たったのはCoolBookの温度表示とFanControlの温度表示のズレ、
FanControl>>CoolBook といった具合で温度表示に違いがあります。
同じセンサーで温度測定してるのでは?と思ったのですが、5℃くらいずれる

ということはどちらかの温度はCPUではなくマザーボード(チップセットの温度)なのかな?と
でもCPUとチップセットが大して変わらない温度というのはマズイ気がする・・・。
というかこのあたりに何かしらの原因があるのかなと思い。
また開けて中を見てみることにしました。


開け方はこっちの作業と同じ→MacBook Air ZIF 1.8インチHDDを SSD PF18Z64GSSDZIFへ交換 http://passedtime.blog12.fc2.com/blog-entry-1268.html



MacBook Air  初期型 底面 ネジ配置

基本的に内部へのアクセスに必要なのは底面部のネジを外すことのみです。
ネジは上の画像のアルファベット部の所のもの、裏面に見えているネジすべてです。

ネジの長さは3種類、一番長いのがA、2番目がB、一番短いのがCのネジです

組み立て時に間違えてねじ込むとネジ穴が死ぬので注意です。

MacBook Air  初期型 底板除去

底板のはずし方  ↑画像の矢印部分あたりにフックがあり、
底板を固定していますので、ネジを外した後底板を外すとは液晶のほう、
ヒンジ側からカバーを起こすようにしてください。




底板を外したら、熱暴走の原因探しです。

MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット周りの冷却 

↑このカバーの下にチップセットとCPUが配置されてます、
というかそもそもバッテリーやSSDを除けると基盤はココにしかない…。

筺体と比べるとホントに小さなマザーボードですね。



MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット ヒートシンク抑え 

↑このL字型のパーツはチップセット、CPUコアをヒートシンクに押し付けているモノ?の様です。



MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット周りの冷却 ヒートシンク

↑ というかこの黒くて薄い板がヒートシンク? これで排熱してるんですか?という感じ。

MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット 伝熱グリス塗りすぎ

↑外してみると板の下はこんな感じ、やっぱり下には何もなく、
この板がそのままヒートシンクになっているようです。

そんでもって熱暴走の原因臭いモノも発見、CPUに塗られているのは銀グリス?固いグリスです・
というかCPUグリスがてんこ盛りになってます、必要以上に盛られている感じです。
これではCPU、チップセットともにコアがキチンとヒートシンクに密着できません。

ヒートシンクがあんな板で排熱性が良いとはお世辞にも言えないと思う。
多分シロッコファンで筺体から排気して負圧状態を作り、
ヒートシンク際のスリットから吸気して冷却するように設計されているんだと思うけど、
ヒートシンクに熱が伝わらなければ全然冷えないし、

同じヒートシンクでCPUとチップセットの両方を冷やす構造なので、
チップセットの温度もCPUの温度に合わせて上昇するわけで・・・そりゃ熱暴走しますわ、

これは思いつき、妄想なんだけど、チップセットコアとCPUコアの間位のところ、
その辺でこの板ヒートシンクを分割してやればCPUとチップセットを冷やしやすくなるかな?
そんな風に思いましたがCPU側のヒートシンクの性能が半減するので不味いですね。

換えのヒートシンクが用意できるわけでもないですし、
素直に今のヒートシンクで最大限の効率を目指しましょう。

MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット周りの冷却 グリス塗り直し

綺麗に古いグリスを除去、コアを磨いてから、新しいグリスを必要なだけ載せてやります。



使用したのは汎用的なCPUグリスです。



固めの銀グリスで密着するのか不安だったので、素直にやわらかい汎用品を使ったのですが。



↑場合によっては高性能なモノを買って使えば良かったかも…。



↑もしくはグリスより性能が良い熱伝導シートを使ってもいいのかも。

まぁ、今回は開けたついでの作業です、用意していないので仕方が無いです。
さっさとグリスを伸ばして、ヒートシンクを固定して作業を仕上げたいです。

MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット周りの冷却 グリス塗り直し

さっき載せたCPUグリスを丁寧にコアの上に伸ばす。 



へらが無かったのでつまようじで作業、うす~く丁寧に…。

あとは逆手順でヒートシンクを装着し、ふたを閉めれば作業完了です。


MacBook Air 熱暴走問題 CPU、チップセット ヒートシンク抑え 

↑ヒートシンク組み付けの際、このパーツが肝になる気がします。
ばねの様に働き、コアとヒートシンクの密着を助けますので、
キチンと装着しないと逆に性能低下、最悪熱暴走頻発といったことになりますので注意です。



作業後ですが、確実にCPUの温度は下がり、突発的な速度低下は無くなりました。
作業の価値はあったと思います。

ただCPUグリスの塗り方、ヒートシンクの固定を見直しただけですので、
元々組み立ての精度が良いものには不必要な作業です。
逆に自分のモノより悪い精度で組まれているものはより効果的なのかもしれません。


後ほど追って見直したFan回転数の制御も追記しようと思います。













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MacBook  Air  初期型  熱暴走問題  CPU  チップセット  冷却  Core2Duo 
最終更新 2009年11月19日14時42分
[記事カテゴリー ・PC関連日記ログ ]


Comment

無題
熱伝導シートは、ちなみに、1キロ以内の圧力以上で固定すると機能を失います。

昔、モメタノヨ。

工場でお偉いさんと、何キロのトルクで閉めたらいいんじゃ?。
「ぎゅっと」でいいのか「くいっと」でいいのか?
何にも気にせず密着すればいいのかと…。

ライン止めてモメタ・・・。
楽しかったあの頃。

ちぎれるのと機能を失う。
性能も失う。
何の為に入れるのか?になる。

絶縁シートがマイカやウンモだった頃から比べたら、かなり楽になりました。
絶縁と電導シートになってから「すみこ」の仕事はトルクチェックと言う項目が増えました。
閉めすぎるとアースが落ちて逝かれてしまう素子。

随分、上とモメマシタ…。
2009/11/19 home すみこさん #2j50GQ9. 
無題
なるほど・・・・ということは

>熱伝導シートは、ちなみに、1キロ以内の圧力以上で固定すると機能を失います。

今回は締め付けられますのでグリスで作業して正解だったということですかね?


それにしてもこの最初に塗ってあったグリスの量・・・アバウト過ぎる、
MacBookAirの発売当初の値段を考えるとこの作業クオリティはアリなのだろうか…

2009/11/19 home Tomo #WsvXmTbs 
助かりました
この記事で助かりました!
もともとMacbookAirの冷却ファンがカラカラ音と、アプリケーション(HandBrake)をたち上げてエンコード作業していると動作がカクカクと…。CPUの温度を見ると、80℃まで上がるのですがそれ以上上がらず68℃くらいにダウン、Enclousure Bottomside(メモリあたり?)が40℃近くに上がってました。
これは冷却ファンの故障でファンを買い替えないといけないかなと思っていたのですが、ネットで調べると8,000円位するんですね(汗)。それで、この記事を参考にヒートシンクを開けると、記事の写真のようになってました。
冷却ファンはそのままで使用し、カメラのゴミをとる空気をシュッと出すものでホコリを除去。グリスを塗り替えて完了。無事起動し同じ様にエンコード作業するとCPUの温度が安定して80℃台をキープ。ヒートシンクまで熱がいかなかったので他の部分が熱くなったせいだったんですね。また、ファンの音も少しましになったような…
2010/12/09 home OMARU #K.YSh4yM 
お役に立てて・・・
お役に立ててなによりです

効率よく熱が伝導されればアルミ筐体ですしよく冷えそうなのに
何故かCPUが冷えないのでとりあえず開けてみたってのが話の始まりでしたね…。

新型MacBookAirも魅力的ですがウチではまだまだ現役です。
仕事用テキスト、書類作成ではホントに便利なPCですから

2010/12/19 home Tomo #WsvXmTbs 

コメント等、何かあればお気軽にどうぞ















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